プロフィール

現在、「ひきこもり支援相談士」の資格を持つ私は、

かつて、ひきこもり本人でした。

1992年の秋ですから、今からもう20年近く前になります。

学生だった私は、準備不足のため、論文を終えることができませんでした。

全部の書き直しを命じられた、11月の中間発表会。

これまでの努力の結晶である学位が、輝かしい内定先が、

今後の人生計画が、一瞬で消えた日。

自分の過去と未来、その両方を失った私は、

パンクしてしまいました。

空気が抜けて心身共にしぼんだ私は

山形の実家に戻らざるを得ず、すぐ布団の中にもぐり始めます。

誰にも会いたくなかった。

いや、正確にいえば、誰に対しても、あわせる顔がなかったのです。

そして、布団にもぐったまま、約9ヵ月。

…しかし、9ヵ月後、私は布団から脱出した。

脱出の、また、その後の社会復帰のプロセスを体験しながら、

それらにはきっかけがあり、理由があり、コツがあり、

踏むべき段階があることを学びました。

ひきこもり特有の副作用も知らず、

近道のつもりで実は遠回りしながら得た、数々のノウハウ。

それらのノウハウを、

布団をかぶっていたころの自分や家族がもし、

最初から知っていたら、

もっとスムーズに脱出できたのに―――。

私の活動の原点は、そこです。

あなたには、私と同じ「つまずき」をしてほしくない。

遠回りなんか、しなくていい。

ひきこもりを抱える家族は

かつての私の家族であり、

ひきこもり本人はかつての私自身なのです。

経験者だからこそ、本人にしかわからない苦しみも、

そして「伝わる」言葉も知っています。

また、資格を持つプロフェッショナルだからこそ、

専門知識をもって、家族にも、本人にも接していくことができます。

今は、時代も変わりました。頼れる機関もあります。

脱出ノウハウは、私のころよりさらに豊かになっているのが現実です。

今すぐでなくていい。

親御さんであれ、ひきこもり本人であれ、

この文章を読んでいるあなたがいつか、

「よし!」と、その気になったとき、

「ひきこもり」という言葉もない時代にひきこもった、

いわば「ひきこもりのパイオニア」で、

少し珍しい名前の相談士がいたな、と、思い出してくれたら、

そのときこそ、私たちが出会うときです。

私は、いつも、ここにいます。

  「ひきこもり支援相談士」、または、かつてのひきこもり

長沼景虎 こと 長沼敦昌 


著書 ニート大脱出 はいあがり(文芸社)


プロフィール
■ひきこもり支援相談士(山形県統括代表)
■職業訓練指導員
  (電子科・情報処理科・電子機器組立科)
■福祉住環境コーディネーター2級
■福祉用具専門相談員
■General Chief Financial Officer
■知的財産管理技能士
■ビジネス実務法務リーダー
■少林寺拳法 少拳士弐段
■日本職業リハビリテーション学会会員